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天界の秘義 #0

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天界の秘義

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天界の秘義 #824

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824. 創世記第8章

続・地獄について

姦淫と卑猥な行為で、この世を送った人たちの地獄、また詐欺師、魔女たちの地獄右足の踵(くるぶし)の下には、嬉々(きき)として残虐行為に走った者、姦淫を人生最高の喜びとした者の地獄があります。生前、残忍きわまる人間だった者、率先して姦淫を行った者が、実際そこにいるのには驚かされます。行き着くべくして行き着いた者たちの地獄です。

そこで行われている残虐行為は、口では言い表せません。薬草粉砕機のような器械、粉砕に使う器具を幻想で作り上げ、できるかぎり人を打ち砕き、拷問にかけます。刑吏が手にする広い刃渡りの斧や、錐(きり)状のものを使って、互いが残酷に傷つけあい、身震いするようなことを他にも数々やっています。

かつて異邦人を拷問にかけたユダヤ人や、人生の喜びをすべて姦淫に置き、しかも残虐だったキリスト教界出身者がいて、現在にいたるまで、その地獄は増えつづけています。かれらはときおり、人糞の悪臭に快感を覚えますが、その地獄が開くと、悪臭が全面にみなぎります。わたしは霊たちの世界で、その臭いをかぎ、失神するばかりでした。そのような糞尿の悪臭が、地獄では充満したり、止んだりします。

なお姦淫の快楽が、悪臭に変わることもあります。この状態で、かれらは年を経、時間の経過とともに、孤独となって取り残されます。拷問されても座ったままで、変形したミイラのように見えますが、なおまだ生きています。

  
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