天界の秘義 #391
391. 偽りと悪の中にある場合、人をみな恐れます。これは他界にいる悪霊を見ると、一番よく分かります。仁愛のひとかけらもなく放浪し、逃げまわっており、どこかの社会にやってくると、その出会いがしら、本人の実態が見破られます。他界ではこのような感知力が与えられており、追い出されるだけでなく、ひどい罰をこうむり、できれば殺したいと思うほどです。悪人はおたがいに罰したり拷問にかけたりすることを、ことのほかよろこび、それがかれらの最高の楽しみになります。これも一つの秘義ですが、偽りと悪そのものが原因です。つまり他者に加えたいと思っていることが、自分自身に跳ね返ってきます。つまり偽りと悪は、それ自身が偽りと悪の罰を含んでいます。だから罰を恐れるのです。