God meant it for goodness
In Genesis 50:20, this signifies to turn their temptations into good, for what God intends, He performs. (Arcana Coelestia 6572)
天界の秘義 # 300
300. 第一の秘義は、「エホバなる神」とは、主と同時に天界を意味することです。注意していただきたいのは、〈みことば〉では、秘義上の理由で、いつも呼称表現が異なります。「エホバ」、「エホバなる神」、「エホバ」に続く「神」、「主エホビ」、「イスラエルの神」、「神」だけですが、それは創世記第1章にあるとおりです。また神だけであっても、複数にして言われることもあり、「われわれは、われわれにかたどり人を造ろう」と記されていますが、天的人間について扱った第2章がくると、「エホバなる神」という名称が出てきます。
「エホバ」とは、その本質から、存在し生きている唯一の方 , という意味があります。「神」とは、万事がその能力に根ざして可能である方のことです。エホバと神両者は〈みことば〉では区別されています(イザヤ 49:4, 5; 55:7、詩篇 18:2, 28, 30, 31; 38:15)。したがって天使や霊が、個別的に人と語ったり、何事かが可能であると思われた場合、「神」と呼ばれています。
「神は、神の会議に立たれた。神は神々の真中で裁かれる」(詩篇 82:1)。
他の箇所では、
「天空にあって、だれがエホバと比べられようか。エホバに匹敵する者が、神々の子らの中にいるだろうか」(詩篇 89:6)。
「神々の神をほめたたえよ。・・・主人たちの主をほめたたえよ」(詩篇 13, 6:2, 3)。
その能力の面から、人もまた「神々」と呼ばれています。詩篇 82:6、 ヨハネ 10:34, 35を参照してください。モーセも、「パロにとっての神」でした(出エ 7:1)。また神は複数で「エロヒム」といわれます。ただ天使たちは、自ら告白しているように、自分からは何の能力もなく、ただ主のみ力によります。神は唯一ですから、〈みことば〉で「エホバなる神」と言っても、主お一人を指します。
ただ創世記第1章にあるように、天使たちが役立ちに参加すると、複数で言われたりします。もちろん天的人間であっても、人と主を比較できませんが、人と天使を比較することはできます。「人は、善悪を知ることで、われわれのひとりのようになった」とは、それです。すなわち英知と理知を持つ者になったという意味です。