天界の秘義 # 3168
3168. 「飲み食いして」とは、善と真理との同化適用、およびその導入開始を意味します。「食べる」には交流、結びつき、同化の意味があります(2187,2343節)。そして「パンを食べる」場合、「パン」は善を意味します(276,680,2165,2177,2187節)。すると「食べる」は、善を同化適用させることを意味します。
「飲む」には、交流や結びつき、さらには同化適用の意味がありますが(3089節)、ぶどう酒を飲む場合、「ぶどう酒」は真理を意味し(1071,1798節)、「飲む」は、真理を同化適用することを指します。
3167節で触れたように、実情は次のとおりです。真理が善に導入され始め、さらには合理性の中で善に結びつけられると、霊的人間の善と真理になります。つまり霊的なものが、自然的なものに同化適用されます。