信仰について#1

作者: エマニュエル・スウェデンボルグ

この節の研究

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1. 一)信仰とは、真理を内的に承認することである

現在、信仰というと、教会がそう教えているからそうだと、思うことくらいにしか考えられていません。理性にとって明白でない場合は、そうなります。したがって、「信じて、疑うな」と言われている通りです。もし「わたしはよく分かりません」とでも言おうものなら、「それだから信じなさい」といわれます。現代の信仰が、無知な人の信仰といわれ、いわゆる盲目的信仰とされるのは、そのためです。またある人が別の人にたいして言ったことを信じる点では、移し植えの信仰 1 です。このような信仰は、霊的信仰ではありません。それを次に見ていきます。

脚注:

1. fides historica、ラテン語語源

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