1
その床の上で不義を計り、悪を行う者はわざわいである。彼らはその手 に力あるゆえ、夜が明けるとこれを行う。
2
彼らは田畑 をむさぼってこれを奪い、家 をむさぼってこれを取る。彼らは人をしえたげてその家 を奪い、人をしえたげてその嗣業を奪う。
3
それゆえ、主 はこう言われる、見よ、わたしはこのやからにむかって災を下そうと計る。あなたがたはその首 をこれから、はずすことはできない。また、まっすぐに立って歩く ことはできない。これは災の時だからである。
4
その日 、人々は歌を作ってあなたがたをののしり、悲しみ の歌をもって嘆き悲しみ 、「われわれはことごとく滅ぼされる、わが民の分は人に与えられる。どうしてこれはわたしから離れるのであろう。われわれの田畑 はわれわれを捕えた者の間に分け与えられる」と言う 。
5
それゆえ、主の会衆 のうちにはくじによって測りなわを張る者はひとりもなくなる。
6
彼らは言う 、「あなたがたは説教してはならない。そのような事について説教してはならない。そうすればわれわれは恥をこうむることがない」と。
7
ヤコブの家 よ、そんなことは言えるのだろうか。主 は気短な方であろうか。これらは主の みわざなのであろうか。わが言葉 は正しく歩む者に、益とならないのであろうか。
8
ところが、あなたがたは立ってわが民の敵 となり、いくさのことを知らずに、安らかに過ぎゆく者から、平和な者から、上着をはぎ取り、
9
わが民の女たちをその楽しい家 から追い出し、その子どもから、わが栄えをとこしえに奪う。
10
立って去れ、これはあなたがたの休み場所ではない。これは汚れのゆえに滅びる。その滅びは悲惨な滅びだ。
11
もし人が風 に歩み、偽りを言い、「わたしはぶどう 酒と濃き酒とについて、あなたに説教しよう」と言うならば、その人はこの民の説教者となるであろう。
12
ヤコブよ、わたしは必ずあなたをことごとく集め、イスラエルの 残れる者を集める。わたしはこれをおりの羊 のように、牧場の中 の群れ のように共におく。これは人の多きによって騒がしくなる。
13
打ち破る者は彼らに先だって登りゆき、彼らは門 を打ち破り、これをとおって外に出て行く。彼らの王はその前 に進み、主 はその先頭 に立たれる。