2
「正月の 元日 にあなたは会見の天幕なる幕屋 を建てなければならない。
3
そして、その中にあかしの箱を置き、垂幕で、箱を隔て隠し、
4
また、机を携え入れ、それに並べるものを並べ、燭台 を携え入れて、そのともしびをともさなければならない。
5
あなたはまた金の香の祭壇 を、あかしの箱の前 にすえ、とばりを幕屋の入口にかけなければならない。
6
また燔祭の祭壇 を会見の天幕なる幕屋 の入口の前 にすえ、
7
洗盤を会見の天幕と祭壇 との間にすえて、これに水 を入れなければならない。
8
また周囲に庭を設け、庭の門 にとばりをかけなければならない。
9
そして注ぎ油 をとって、幕屋とその中のすべてのものに注ぎ、それとそのもろもろの器とを聖別しなければならない、こうして、それは聖となるであろう。
10
あなたはまた燔祭の祭壇 と、そのすべての器に油を注いで、その祭壇 を聖別しなければならない。こうして祭壇 は、いと聖なる ものとなるであろう。
11
また洗盤と、その台とに油を注いで、これを聖別し、
12
アロンとその子 たちを会見の幕屋 の入口に連れてきて、水 で彼らを洗い、
13
アロンに聖なる服 を着せ、これに油を注いで聖別し、祭司の務をさせなければならない。
15
その父に油を注いだように、彼らにも油を注いで、祭司の務をさせなければならない。彼らが油そそがれることは、代々ながく祭司職のためになすべきことである」。
16
モーセ はそのように行った。すなわち主 が彼に命じられた ように行った。
17
第二年の正月 になって、その月の 元日に幕屋は建った。
18
すなわちモーセ は幕屋を建て、その座をすえ、その枠を立て、その横木をさし込み、その柱 を立て、
19
幕屋 の上に天幕をひろげ、その上に天幕のおおいをかけた。主 がモーセ に命じられた とおりである。
20
彼はまたあかしの板をとって箱に納め、さおを箱につけ、贖罪所を箱の上に置き、
21
箱を幕屋に携え入れ、隔ての垂幕をかけて、あかしの箱を隠した。主 がモーセ に命じられた とおりである。
22
彼はまた会見の天幕なる幕屋 の内部の北側 、垂幕の外に机をすえ、
23
その上にパン を列に並べて、主の前 に供えた。主 がモーセ に命じられた とおりである。
24
彼はまた会見の天幕なる幕屋 の内部の南側 に、机にむかい合わせて燭台 をすえ、
25
主の前 にともしびをともした。主 がモーセ に命じられた とおりである。
27
その上に香ばしい 薫香をたいた。主 がモーセ に命じられた とおりである。
28
彼はまた幕屋の入口にとばりをかけ、
29
燔祭の祭壇 を会見の天幕なる幕屋 の入口にすえ、その上に燔祭と素祭をささげた。主 がモーセ に命じられた とおりである。
30
彼はまた会見の天幕と祭壇 との間に洗盤を置き、洗う ためにそれに水 を入れた。
31
モーセ とアロンおよびその子 たちは、それで手 と足 を洗った 。
32
すなわち会見の天幕にはいるとき、また祭壇 に近づくとき、そこで洗った 。主 がモーセ に命じられた とおりである。
33
また幕屋と祭壇 の周囲に庭を設け、庭の門 にとばりをかけた。このようにしてモーセ はその工事を終えた。
34
そのとき、雲 は会見の天幕をおおい、主の 栄光が幕屋 に満ちた。
35
モーセ は会見の幕屋 に、はいることができなかった。雲 がその上にとどまり、主の 栄光が幕屋 に満ちていたからである。
36
雲 が幕屋の上からのぼる時、イスラエルの 人々は道に進んだ。彼らはその旅 路において常にそうした。
37
しかし、雲 がのぼらない時は、そののぼる日 まで道に進まなかった。
38
すなわちイスラエルの家 のすべての者の前に、昼は幕屋の上に主の雲 があり、夜 は雲 の中に火 があった。彼らの旅路において常にそうであった。